なすの旬は夏ですが、通年スーパーで手に入れることが出来ます。どんなジャンルの料理にも合う使い勝手がいい野菜なので頻繁に購入される方も多いかと思いますが、皆さんは普段どのようになすを保存していますか?

ただ冷蔵庫に入れるだけでは、せっかく新鮮なものを買ってきてもすぐに傷んでしまう可能性があります。今回は、なすの適切な保存方法を解説していくので、ぜひ参考にして美味しいなすを食べてくださいね!

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美味しいなすの選び方


なすを長持ちさせるうえで、気を付けるべきことは保存方法だけではありません。購入時に美味しいなすを見極められるかどうかも重要です。

ここでは新鮮ななすの特徴をお教えします。買うときは下記ポイントに注意して選ぶようにしましょう。

新鮮ななすの特徴

ヘタ

ヘタの切り口が新しいものかチェックしてください。ガクのとげを触ってみた時に痛いくらい鋭いものは新鮮です。くれぐれもケガをしないように気をつけてくださいね。

太さ

頭からおしりまでふっくらとしていて、首の部分が太いものは食べごろを迎えています。

表面

ツヤがあり、皮の色が濃いものは日光によく当たっていた証拠。なるべく綺麗なものを選ぶといいでしょう。傷や汚れがないかも見るようにしましょう。

重み

なすは水分を含むほど美味しいので、持ったときにズッシリと重さがあるものはおススメです。

水分が抜け始めているものは表面がシワシワになってくるので、外側からでもチェックすることが出来ますよ。

同じ棚に置かれていても、ひとつひとつよく見ると違いがわかるかと思います。新鮮ななすを見分けるポイントは比較的簡単なので、ぜひこれらのポイントを覚えて、買い物時に活用してみてくださいね。

なすの上手な保存方法

常温保存する場合

なすは常温保存に向かない野菜です。特に旬の夏場は気温が高いので、常温に放置していくとすぐに傷み始めます。

それでも、冷蔵庫にスペースがないなどの理由でどうしても常温で保存したい時は、まず袋から出して1本ずつ新聞紙で包んでください。そして、日の当たらない風通しのいい場所に置いて保存するようにしましょう。新聞紙がない場合はキッチンペーパーを使いましょう。

常温での保存期間は3日ほどです。水分が抜けてしまうとなすの美味しさが半減してしまうので出来るだけ早めに召し上がるよう心がけてください。

冷蔵保存する場合

冷蔵保存する時も常温と同じように1本ずつ新聞紙で包んでから、密閉できるジッパー付きの保存用袋に入れます。

その際にしっかり空気を抜くことで、なすが乾燥するのを防げます。保存期間は1週間ほど。

カット済みのなすは?


なすはカットしてから時間が経つほど黒く変色してしまい、見た目も味も悪くなってしまうのでカットした状態での保存はあまりおススメ出来ません。

保存期間も1日ほどと非常に短いです。それでも保存したい方は、変色を防ぐために塩水か酢水に浸けた状態で野菜室に入れて保存するようにしましょう。

生のまま冷凍保存する場合

生の状態のなすを冷凍保存したいときは、冷凍する前に下処理が必要です。下処理をしておくことで、いざ使うときに料理がしやすくなるのでぜひお試しください!

下処理と冷凍の手順

1.水で軽く洗って汚れを落とす。
2.ヘタをカットしてからなすをお好みの大きさにカットする。
3.あく抜きのため、10分ほど水に浸しておく。
4.キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る。
5.1回に使う分量ごとにラップで包み、まとめて大きめのフリーザーバッグに入れて密閉してから冷凍庫に入れて保存する。

炒めて冷凍保存すれば時短にも


なすは加熱調理してから冷凍する方法もあります。味付けしてから保存すれば、お弁当で持っていきたい時でもササっと準備することが出来て便利ですよ。詳しい冷凍方法をご紹介しますね。

なすを加熱調理してから冷凍する時の手順

1.なすを加熱調理する。おすすめは、なすのみそ炒めやシンプルななす焼きなど。
※通常の調理時間よりも長めに加熱して水分を飛ばしておけば、解凍後にベチャっとなりにくいです。
2.使いやすい分量(1回分等)に小分けしてそれぞれラップで包み、まとめてフリーザーバッグに入れて密閉する。
※お弁当用に持っていきたい方は、アルミのお弁当カップに入れてからフリーザーバッグに入れると使いやすいのでおススメです。
3.時間をかけずに冷凍すればより新鮮さが保てるので、急速冷凍機能を使用するか金属製のバットに乗せて冷凍庫に入れ、急速に冷凍する。
※バットがない方はアルミホイルを使うことも可能です。

冷凍保存したなすは1か月ほど日持ちするので冷蔵保存に比べてかなり保存期間がアップします。長期間の保存が必要な時は、買ってきてから出来るだけ早めに下処理を済ませ冷凍するといいでしょう。

塩をふればカロリー抑制に!

油で調理することにより、皮の部分に多く含まれている「ナスニン」が吸収されやすくなる一方、たくさんの油を吸って高カロリーになってしまいます。油の吸いすぎを抑えたい場合は、カットした後に塩水につけるか、切り口に塩をふっておくと油の吸いすぎ防止になります。

美味しい解凍方法


炒めたなすは凍ったまま調理、焼きナスは前日に冷蔵室に移し自然解凍させます。すぐに使いたい場合は電子レンジでの解凍するようにしてください!

なすを上手に保存しよう!

今回は、なすを長持ちさせるための適切な保存方法についてご紹介してきました。

一般的に野菜を冷蔵保存しているご家庭では、保存前に新聞紙で包むというひと手間をするだけで今までよりもなすを長持ちさせることが出来るので覚えておいてください。

また、長期間する保存には冷凍保存を活用しましょう。ご紹介した情報を活用してなすを美味しく召し上がってくださいね!

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