様々なアレンジを楽しめる奥深い料理「チャーハン」。チャーハンが性別や年齢を問わず全世代に愛されるのは、シンプルで奥深い料理であるだけでなく、家庭料理としてのポテンシャルを無尽蔵に秘めた料理だからでもあるのでしょう。

さて、今回ご紹介するレシピは、そんなチャーハンの魅力を余すところなく発揮できる変わりレシピ「ツナ缶チャーハン」です!

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ツナ缶はヘルシーで旨みと栄養がたっぷり⁉


ツナとマヨネーズを合わせたツナマヨや、ツナコーンなど、どちらかというと大味なイメージのあるツナ。でも、ツナの原料となるマグロは旨みたっぷりなんですよ。しかもツナの風味はどんな食材とも合わせやすいため、様々な献立に幅広く活用できます。もちろんチャーハンも例外ではありません。

さらに、ツナは低糖質で高タンパクのうえ、代謝促進や美容効果などに期待されるビタミンB群や、抗がん作用・抗アレルギー作用やコレステロール値の低下、学習能力の向上などといった効果への期待が高まっている高度不飽和脂肪酸DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などを豊富に含んでいます。このことからツナ缶は、美容やダイエット、筋トレなどへの意識が高い人たちからたびたび注目されているんですよ。

おまけに1個100円程度という安さも魅力のひとつ!味よし体によし、家計にも優しいと三拍子そろえば、もう文句なしですね。

ちなみに、ツナはヘルシーな食材ではありますが、オイルタイプのツナ缶はカロリーがやや高め。とはいえ、ツナ缶のオイルには、ヒトの体内では作り出せない必須脂肪酸「リノール酸」が含まれているため、オイルを摂取するメリットはあります。カロリーが気になる方は、水煮などノンオイルタイプを選ぶといいですよ。

ツナ缶チャーハン

チャーシューなどの具材がなくても、オイルまで使えばツナ缶ひとつで美味しいツナチャーハンが作れます。冷蔵庫にある残りもの食材を活用すれば、いっそう美味しく仕上げられますよ!

今回はにんじんと玉ねぎだけを作って、ツナチャーハンを作ります。

材料


・ご飯:1人分
・卵:1個
・ツナ缶:1/2個
・玉ねぎ:1/2個
・にんじん:5g
・塩:1つまみ
・しょうゆ;小さじ2/3

下準備

卵はあらかじめ溶いておきます。ツナ缶はオイル(または水)を絞っておきます。ツナ缶のオイルを使う場合は、絞ったオイルは捨てずにとっておいてください。

また、解(ほぐ)れにくいタイプのツナは、あらかじめ5mm角程度にカットして解しておきましょう。にんじん、玉ねぎをみじん切りにすれば準備は完了です。

ツナチャーハンの作り方


1.熱した鍋に、ツナ缶のオイルを大さじ2(分量外)ひき、すぐに溶き卵を入れる。ツナ缶のオイルを使わない場合は、サラダ油大さじ2程度(分量外)をひく。
2.お玉などで卵を油と混ぜながら、半熟のうちにご飯を入れる。
3.油と卵をご飯全体に行き渡らせるように、お玉の背でご飯を叩きほぐしながら全体を混ぜる。
4.全体が混ざったら、にんじんと玉ねぎを投入する。
5.ご飯に空気を含ませるように鍋を大きく振りながら炒める。
6.塩とツナを入れて、ザッと炒める。
7.最後に、香りづけ程度でしょうゆを鍋肌にたらし、手早く全体を混ぜてできあがり!

どんなトッピングにも合うツナチャーハン


海苔との相性も抜群ですし、意外ですがベーコンにも合います。そのときの気分や冷蔵庫の食材と相談して、色々な組み合わせを試してみましょう。新しい発見があるかもしれませんよ。

また、具材どころか卵まで切らしてしまっているというときも、ツナ缶ならマヨネーズで対応可能。

作り方[1]の工程で、鍋にオイルを入れたら卵の代わりにマヨネーズを大さじ2ほど入れます。マヨネーズの成分は、卵と酢と油。卵の代わりにお米をコーティングし、パラパラなチャーハンに仕上げてくれるんです。

また、マヨネーズ特有の酸味は加熱することでほとんど気にならなくなりますし、わずかに残るマヨネーズの風味もツナとマッチして旨みを引き立たせてくれます。ツナチャーハンの場合、あえて卵ではなくマヨネーズを使うメリットがあるんです。

食材がないときはツナ缶とマヨネーズで簡単&美味しいツナチャーハンを。子どもの好き嫌い克服にはツナとコーンの組み合わせで。

海苔や大葉をトッピングしてひと工夫

もちろんエビやイカといったシーフードとの相性も抜群ですし、ズッキーニやエシャロットなどの西洋野菜とも合います。大葉や海苔をトッピングすれば爽やかに仕上がりますよ!

和洋中問わず使える便利な食材だからこそ、チャーハンのバリエーションは無限大。いざというときのツナチャーハン用に、ツナ缶は常にストックしておきたいですね。アイデア次第で自在にアレンジできるツナチャーハン。ぜひお試しください!

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